桜田はゆいから聞いた話を思い出しながら、
アキに渡せない手紙を書いた。



「星川さん、僕はあなたに出会って、一目であなたを好きになりました。
その想いが、こんなにも強くなるなんて思ってもいなかった。

でも、僕はダメな人間です。
あなたに愛している人がいる事を知り、
何も出来ずに、ただ悩んでいます。

でも、あなたへの気持ちは変わらないのです
あなたが別の人を愛し、僕を見てくれなくても、
あなたを愛しているのです。
もう、あなた以外、愛せないんです。
どんな事があっても、僕の中からあなたは消せないんです。

僕はずっと待っています。
例え、何年、何十年経とうとも、
あなたが僕を愛してくれる日を。

コーヒーカップと一緒に」