その灯火が消えるまで



イエーイっ!



クラスメートたちの歓喜の声が上がる。



「やるやるーっ!」

「俺もーっ!」

「女子は水着着てきてよ!」

「スイカ割りしたーいっ」


一気に声が上がる。



「貴也貴也!俺の予想してた通りだったわ」

翼は楽しそうに俺に向かって言ってから。


「はいはいっ!俺、豚より牛がいいでーす!」

と、クラスのリクエストの叫びに参加する。


「ははは、楽しいクラスだなぁ」

瑠衣は傍観者を決め込んだようで、 発言せずにクラスをニヤニヤしながら見ている。



「貴也はー?なんかあるー?」

結灯が教卓から元気よく声をかけてくる。