その灯火が消えるまで




夏休み前日。

終業式の日。




「突然ですがっ!ここで皆様にご相談がありまーすっ!」


バンっ!


と教壇に立って教卓を叩く結灯。



みんなが結灯に注目。


「………今度は何言い出すんだあいつ」

俺は頬杖をついて目をやる。


「俺、結構予想つくぜ」

楽しそうににやける翼。


「まあ、あの子がこのタイミングで言うことって言えば」

瑠衣もクールに結灯を見やる。



「はいっ!皆さんもわりとご想像してると思いますがっ!

夏休み!クラスのみんなで!

川でバーベキューパーティーしませんかーっ?!」


結灯が元気よく言うと。