「そこシーツ替えて!」
「ガーゼのゴミを……」
気を失った結灯を、運ばれてきた簡易ベッドへ移して、
看護師たちがベッドを囲む。
「………!」
一瞬見えたベッドは、
血だらけだった。
そのうちに、ベッドは何事もなかったようにきれいになって、結灯が寝かせられる。
医師が心音を聞き終え、看護師たちは去っていく。
「今のところ、特に命に危険は見られません。
また何かあれば、すぐに呼んでください」
その声が誰に向けられたものか、
そのときに意識してようやく気づいた。
「………灯理」
医師が去り、
灯理は、青い顔で立っていた。

