それから入院の間、1年間、その子を見続けていた。 日曜も、平日もいつでも。 その子はここにいて、夢中で遊んでた。 きっと、毎日見てる私にも気付いてない。 コートの端で入りたそうにしている子がいれば、自然に中にいれる。 困った顔の子は、すぐに笑い顔になる。 周りを明るくする、太陽のような子。 毎日、毎日みんなで遊んで、 どんどん仲間が増えていった。 その子はいつも、周りに囲まれていた。