その灯火が消えるまで



「結灯~。こんな弟でも仲良くしてくれてありがとなー」

「あははっ」

「むっ。こんなとはなんだよ、こんなとは」


「ゲームを手放さないどっかの弟だよー」

「わっ」


わしゃわしゃと叶多の頭を撫でる。

叶多は嫌そうにしたけど、
頬が赤くなってた。



そして。



「わあっ」

私の頭も、くしゃくしゃと撫でる。



「あと、最近は妹もできた」


はるちゃんは私も、叶多と同じように接してくれた。



「わーいっ!私にも兄弟が増えた~」

「結灯と遥香に挟まれたら手がかかる」

「年下が生意気いうんじゃありませんっ」