「僕は友達を作れない。
でも、誰かの思い出に残ってみたいんだ。
ゲームを、世界中の人と通信して戦って、僕が負かした人は、僕を覚えるでしょ?
せめてネットでもいいから、友達がほしかったんだ。
あと、人と一緒のこと……運動とかができないから、その分の特技がほしかった」
叶多は叶多の中で、
決められたルールがあった。
叶多のルールの基盤は、
『誰かを悲しませない』こと。
私も、叶多の考えにいつも共感していた。
「………普通の人より短い人生を、
普通の人よりも楽しむんだ」
初めて、叶多の思ってたことを聞けた瞬間だった。
嬉しかった。

