その灯火が消えるまで




「……え、君、も……?」

「うんっ!」


初めて!

初めて、同じ境遇の子に会えたっ!



「……いつか学校に通うから、必死に勉強してるんじゃないの?」

「通えないから、死ぬ前に知れることは知りたいの!」


その子は、眼を見開いた。



「……僕は、友達とか大切な人ができたら
僕が先に死んで悲しい思いをさせるから、
友達とか、作る気なかったんだ」


「じゃあ、………じゃあ、私なら、いい?

私もあなたも、悲しい思いをさせなくて
済むよね?」


その子は、恥ずかしそうに微笑んだ。




「………君の名前は?

僕は、戸塚叶多(とづかかなた)。」



私も嬉しくて、満面の笑みで答えた。



「私は梶原結灯!よろしくね、叶多!」