その灯火が消えるまで



俺の番。

俺は、サッカーボールを持ってステージに出た。


ステージ下に、結灯を見つける。


俺は、マイクに向かって言う。


「リフティング、やります」



ざわっ


会場中からざわめきが起こる。


それもそのはず。

だって俺は、サッカー部じゃないし。


俺の前に出た現サッカー部の翼も、
長いリフティングをして見せたし。



別に、周りにどう思われたっていい。



俺が見せたいのは、たった一人。


『俺はちゃんと克服した』

そう、証明するために。



俺を過去から救ってくれた、あいつへ。