その灯火が消えるまで




「俺、貴也に言われたんだ。

『お前、サッカー下手くそ。
お前がチームの足引っ張ってるんだよ』

って。


だから俺、貴也に愛想つかされたくなくて、

必死に練習したんだ。


『みんなお前のこと迷惑だと思ってる』

って、貴也に聞いて、一人でちゃんと得点できるって、みんなに証明したかったんだ!


みんな、自己中なプレーしてごめん!

俺、やっぱり仲間が大事だったんだって、気づいた。


………もう、サッカーなんてできないけど」




は?


なんだよ、それ。




「………貴也、おまえそんなこと言ったの?」

仲間の一人が言う。


「俺、そんなこと一言も言ってない………」