5月。 俺たちサッカー部の、春の総体。 前回前々回と優勝した俺たちのチームは、 試合に向けて燃えていた。 幹歩は、相変わらずだったけど。 「貴也。がんばってね」 「ありがと」 美津は仕事の都合をつけて、応援に来てくれた。 「「ヒューーーーッ!」」 「「やだ、貴也くんったらぁ、顔が赤赤くなぁい?」」 「うるせえっ!」 仲間に冷やかされたけど。 別に嫌じゃない。 むしろ、満ち足りた気持ち。