犯罪心理を専門にすることとなった、牧の心理がまた、泉にはわかる。
彼らに抱いている感情は、どこか親しみに近いはずだ。
人を殺さずにいられないサイコパスは、この社会においては絶対的に異端者だ。
さてサイコパスとよばれる人種が、異端である自分に孤独をおぼえるかどうかは別として、彼らはその存在に孤独と偽りの人格を張りつけなくてはいけない。
シリアルキラーと呼ばれる犯罪者たちは、まぎれもなくサイコパスだが、その心理の分析に取り憑かれている研究者も、一種のサイコパスではないだろうか。
犯罪者を逮捕し、被害者を無間地獄から救う。
牧 紀明がそんなことを考えているとでも?
そして、自分もまた———
彼らに抱いている感情は、どこか親しみに近いはずだ。
人を殺さずにいられないサイコパスは、この社会においては絶対的に異端者だ。
さてサイコパスとよばれる人種が、異端である自分に孤独をおぼえるかどうかは別として、彼らはその存在に孤独と偽りの人格を張りつけなくてはいけない。
シリアルキラーと呼ばれる犯罪者たちは、まぎれもなくサイコパスだが、その心理の分析に取り憑かれている研究者も、一種のサイコパスではないだろうか。
犯罪者を逮捕し、被害者を無間地獄から救う。
牧 紀明がそんなことを考えているとでも?
そして、自分もまた———



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)