泣かないでよ、と泉が言う。
「俺が泣かせてるみたいじゃん。って・・そんなようなもんか」
感情の波に、すこしだけ理性というか羞恥が戻って、鞠子は鼻をすする。
はた目にどう映るか気になってくる。
痴話げんかや別れ話をしているカップルに見られるのは、やっぱり恥ずかしい。
カウンターのほうから、ちらちらと視線を感じる。
仲良く同じメニューを注文していた食べていたのに、途中から連れの女性が泣き出したら・・・それは奇異に思うだろう。
無理にまぶたをごしごしとこする。
今日は、そういえば、アイラインを引いてマスカラも塗ってきたのに。ウォータープルーフじゃないから、パンダみたいな目になっているかもしれない。
手鏡を出して、確かめる気力はなかった。
「・・なん・・っで、オムライスを・・注文、した、んですか」
しゃくりあげながら訊ねる。
「俺が泣かせてるみたいじゃん。って・・そんなようなもんか」
感情の波に、すこしだけ理性というか羞恥が戻って、鞠子は鼻をすする。
はた目にどう映るか気になってくる。
痴話げんかや別れ話をしているカップルに見られるのは、やっぱり恥ずかしい。
カウンターのほうから、ちらちらと視線を感じる。
仲良く同じメニューを注文していた食べていたのに、途中から連れの女性が泣き出したら・・・それは奇異に思うだろう。
無理にまぶたをごしごしとこする。
今日は、そういえば、アイラインを引いてマスカラも塗ってきたのに。ウォータープルーフじゃないから、パンダみたいな目になっているかもしれない。
手鏡を出して、確かめる気力はなかった。
「・・なん・・っで、オムライスを・・注文、した、んですか」
しゃくりあげながら訊ねる。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)