こんな場所がらだし、マスターは、どこか名のあるホテルでシェフをしていたのかも。
定年も近くなって、こうして奥さんと二人で、こぢんまりしたレストランを営んでいる、とか。
このプロファイリングはそこまで的外れじゃないと思いたい。
泉のほうが食べるのが早い。
気だるそうな雰囲気をまとっていても、やっぱり男の人なんだよなぁと思う。
急がなくていいよ、途中彼がぼそっとつぶやいた。
お見通し、か。
その言葉に甘えて、自分のペースで食べるべきか。
やっぱり食べ終わるのを待たせるほうが、心苦しい。
彼の目に、世界はどう映っているんだろう。
「殺害のきっかけは、オムライスらしい」
不意に、泉がそう言い出した。
思わず口に運びかけたスプーンが止まる。
泉は平然と、オムライスを咀嚼している。
表情も口調も、相変わらずなんの揺らぎもない。
定年も近くなって、こうして奥さんと二人で、こぢんまりしたレストランを営んでいる、とか。
このプロファイリングはそこまで的外れじゃないと思いたい。
泉のほうが食べるのが早い。
気だるそうな雰囲気をまとっていても、やっぱり男の人なんだよなぁと思う。
急がなくていいよ、途中彼がぼそっとつぶやいた。
お見通し、か。
その言葉に甘えて、自分のペースで食べるべきか。
やっぱり食べ終わるのを待たせるほうが、心苦しい。
彼の目に、世界はどう映っているんだろう。
「殺害のきっかけは、オムライスらしい」
不意に、泉がそう言い出した。
思わず口に運びかけたスプーンが止まる。
泉は平然と、オムライスを咀嚼している。
表情も口調も、相変わらずなんの揺らぎもない。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)