謎解きソルフェージュ

鞠子のプロファイリングに捜査本部はどよめき(外部の心理学者がなぜ捜査本部にいるのかという設定の矛盾はさておき)、そして捜査は大きく進展する。

———自覚しているが、夢想家の気があるのだ。

犯人逮捕となった暁には、やっぱり父の墓前に敬礼して(そこは譲れない)報告したい。

しかしそこにゆくまでに、読まなければならない資料のなんと多いことだろう。
貴重な文献も多く、とてもいちいち購入できないので、週末に国会図書館や都立中央図書館に足を運んでコピーや閲覧をする日々だ。

牧教授の指導は熱心で、求められる水準は高いけれど、その分充実感を得られた。
研究室に顔を出すことが多いので、しぜんと教授の雑務(おもに資料の整理)も手伝うようになる。

夏休みになってもそれは変わらず、自分のアパートと図書館、キャンパスを行き来している。