「俺が進めるから、
委員長は黒板お願いします。
ただ、サポートは…。」
ちらっと委員長の顔を見ると、
満足気にしている委員長。
「もちろん!サポートさせていただきますね?」
爽やかな笑顔でそう返された。
「まず、先に決めたい種目を決めようか。
個人種目からか、リレーとかほぼ全員参加の種目か。」
なるほどな。
順番を決めて進めるのか。
「じゃあ、ほぼ全員参加の種目から。」
「おっけー
じゃあ、まず、合同のリレーの説明をしようか。
僕もわからないからねぇー」
あぁ。そっか。説明が先か。
実行委員長が言っていたことをそのまま言えばいいよな…。
「あぁ。ありがとな委員長。」
「いえいえ。じゃあ、僕は、種目を書いているね。」
おぉ。流石、さばけるな。
「まず、学年合同リレーの説明をする。
この種目は全員参加で………」
実行委員長が言った通り伝えた
だけだったが、大丈夫か?
俺が説明が終わった時に、
ちょうど黒板に書き終わった委員長が
話しかけてきた。
「髙野くん。わかりやすかったよ。
じゃあ、早速種目決めにうつろうか。」


