「大まかな説明は以上です。
明日の1限目は、体育大会にあてる時間となっているので、
種目決めと旗に入れる言葉をその時間で決めてください。」
はぁーー。
やっと終わったぁー!!
「起立。気をつけ。礼。」
そこ言葉を聞き、会議室から出て行く人。
「んー!」
伸びをしていると言葉が漏れた。
俺の言葉を聞いた山本が
「ふふふっ。
お疲れ様。長かったもんね。」
上品に笑った。
「あぁ。長かった…。
教室まで一緒に戻るか。」
俺の言葉に笑顔でうなずいた。
「うん!」
教室に戻る途中歩きながら
さっきのことを話した。
「流石に山本に全部任せるわけにもいかねぇーから
俺にも仕事くれ。言われた奴はちゃんとやるから。」
そんな俺の言葉に悩むように言った。
「んー。
じゃあ、旗のデザイン案は、明日までにお互い、
1つずつ作ってこようよ。それで、言葉も明日決まるし、
2人の良い所を合わせて1つにすればいいんじゃないかな?」
おー!
いい案だな!それは!
「おーいい案だな!
俺はそれでいいぞ!」
そうして話していると、教室についた。
「じゃあ、髙野くん。
また明日ね~」
花が咲くようなホワっとした笑顔で
手を振って教室を出て行った。
その背中に聞こえるように、
「おう!また明日な!」
言った。


