「舞羽。」 「んー?」 「好き」 「ふふふっ。急にどうしたの?」 「いや〜なんか改めて思った」 「悠太くん。私も好き。」 花火をバックに俺らはキスをした。 熱を持ったまま離れた唇は、やがて夜の暑い熱と同化した。 そこからまた、花火を二人で見た。 花火を見ながら、こんな幸せな日がずっと続けばいいなと思った。 あっ。そう言えば、玲はどうなっただろうか。 まぁ、でも玲だもんな。 上手く行ってるよな。