廊下に出たらすぐにSクラスへ向かう。





「ちょっと梨琴!今のって……!Sクラスだよね!?碧がいる……」





「そうだよ愁兄。……でも大丈夫。皆は私が守るから。」




「梨琴……」





そんな不安気な顔で見られましても……笑





「私を誰だと思って?綿貫家の令嬢ですよ。」




それを聞いた愁兄も、プッと吹き出した。




「そうだね。梨琴に任せるよ。」