『咲月。 楽しいとき、嬉しいときは、構わず笑ってしまいなさい。 苦しいとき、悲しいとき、怒れちゃうときも、 笑っていなさい。 笑って、ここへ戻ってきなさい。 戻ってきたら、存分に、泣きつかれて寝てしまうまで、 いっぱい、いっぱい泣きなさい。 いつだって泣きたくなったら戻ってこれば良い。 世界中のみんなに嫌われて、見放されたとしても、 私は最後まであなたの味方でいる。』 私はこの時 暖かいぬくもりに包まれていたような気がした―――