HEAVEN ROAD

「みんなは?」



走り出した車の中はクーラーをガンガンかけているせいで肌寒い。



「現地集合だ」



「そう」



あたしは起きてすぐに動きすぎたせいかだんだんと瞼が重くなる。



「着いてからもチョロチョロするなよ」



「おいっ。聞いてんのか?」



遠くで豊の声が聞こえるような気がするけど、あたしは返事をしたのかしないのかわからないまま記憶がぷっつりと途絶えてしまう。