言い返してやろうと思ったとき、私の体は放り投げられた。 「ベッドか、焦った」 「俺が床に投げるわけねぇだろうが」 「豊ならわかんねぇ」 あたしのおでこを突いた豊は保健室の戸棚をゴゾゴゾとあさっている。 「何してんの?」 「薬」 「先生は?」 「いないみたいだな」 勝手に使っていいのか? 「あったぞ」 あたしは毛布をかけ、横になって目を閉じていると豊の声が聞こえた。 「熱計れ。これ飲め」 「なんで命令口調かなぁ~」 「飲むのか?飲まないのか?」