「おはよう」 歩くたびに声をかけられる翔は一人一人に丁寧に言葉を返す。 優しいんだろうな。 あたしならめんどくさくてやってられない。 翔ばかりをみて歩いていたら、突然目の前が真っ暗になった。 ドスッ 「痛ってぇ」 見上げると…… そこには何故だかご機嫌斜めの豊が立っていた。 「自分からぶつかって来て、痛てぇとはずいぶんだな」 「なんだ豊か。前見て歩けよ」 「てめぇだろうがっ!!」 豊の声に耳がキーンとする。