黒のバイクに指差すと、その手を握り「俺の愛するハニーちゃん」なんてふざけたことを言い出す翔。 朝からそのテンション勘弁してくれよ。 「さーて、学校に向かいますか」 「そうだね」 渋々翔の後ろに跨り、体を支える。 これからジェットコースター並みのスピードと冷凍庫並みの寒さを味わうのかと思うと、もう家に帰りたい。 家に帰りたくない病のあたしが家に帰りたくなるのだからよっぽどだ。 「ぎゃぁぁーーーーーー」