こんな風にあたしは宗の横に並び、新たな学校生活を始めた。



家では祐樹に「よく笑うようになったな」なんて言われたりした。



きっと宗のお陰。



あたしは宗の隣に居ると、余計なことを考えなくてもいい。



なんでも宗があたしの一歩先の行動を考えて動いてくれるから。



毎日が穏やかだった。



そして、あっという間に冬休みに近づいていた。