食べたものを片付け終わっても、あたしの調子は戻らずに豊に話し掛けることができずにいた。
「そろそろ帰ろうかな?」
「あ?!」
「なんでしょうか?」
豊は突然あたしを睨む。
「悪りぃ。癖で……」
「どんな癖だよ」
帰るって決めたら気持ちが少し楽になる。
「今日は泊まってけ」
「はぁ?」
「嫌なのか?」
「嫌とかじゃなくて、あたし外泊なんてしたことないし……祐樹だって帰ってきてるかもしれないし、祐樹がさ……」
自分でも何を喋っているのか、何を言いたいのか訳がわからない。
頭の中がもう爆発寸前。
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