HEAVEN ROAD

「太りたい」



あたしはおもわずボソッと呟いていた。



「俺が太らせてやるよ」



豊は軽くそんなことを口にする。



そんなに簡単に太れるなら、とっくの昔に太れてるよ。



返事をしないあたしを見ながら豊は言葉を続けた。



「お前の望みならなんでも叶えてやるよ。好きな女の望むことは俺の望みでもある」



ドキン



高鳴っていく胸に熱くなる体。



こんな時はなんて返事をしたらいい?



嬉しいから“ありがとう”か?



誰か教えてくれよ。