HEAVEN ROAD

「関係ないわよ。彼女じゃないんだから」



「そうよ!!あんた達もやりたいでしょ?!私たちが責任持つからさっさとして!!」



叫ぶような女の声と同時にあたしは豊の家のほうへと走り出した。



「責任とってくれるなら、言うとおりにしてやるよ」



後少しの所であたしの手は掴まれた。



思い切り押し倒されたあたしは背中を打ちつけたせいで息ができない。



「ゲホッ……ゴホッ……」



「いい気味ね」



あたしを見下ろす女の顔は勝ち誇ったように笑う。



見上げた夜空は星がキラキラと光ってやがる。



こんな訳のわからない、集会とやらに来たあたしが悪いよな。



あたしはゆっくりと目を閉じて抵抗するのをやめた。