HEAVEN ROAD


「豊は用があるんだろ?あたしが邪魔なら外でてるけど」



「用?」



いつの間にか大理石もどきのテーブルに足をあげていた豊が首を傾げる。



「お前、用があるからここに来たんだろ?」



すっとぼけてる豊にイライラが募る。



「用なんてねぇよ」



「はぁ?!じゃあなんでここにいるんだよ!!」



あたしは立ち上がり豊を睨み付ける。



「用がなくても別にいいだろ。お前には関係ない」



白い煙をあたしの顔目がけて吐く豊。