それからあたしは屋上に行く事は控えるようにした。 送り迎えは豊の車だし、 屋上にさえ行かなければ翔に会わなくてすむ。 やっぱり、どんな顔をして会えばいいかわからないし…… 屋上に行かなければやることはないから、いつも机の上に伏せて眠っていた。 「帰るぞ」 すべての授業が終わると豊は必ず教室まで迎えに来る。 「おう」 何度来ても毎回豊が現れることにワァーキャー騒ぐ女達。 いやっ、男も騒いでいるか。 耳を塞ぎながら教室を出ると何故かそこには翔の姿があった。