駆けた世界の征服録










       君は言った
          他の人たちは“普通”
            僕だけが違うって
僕は聞こえるわかる震動が感動が
だけど皆から僕だけがわからない
存在してないみたいに
歌えない 話せない 感情が
するりと、抜けるみたいだって
だから、透明な痛み僕は、救われた
君の「同じ」って言葉に
そのとき僕はちゃんと、ここにいたんだよ