なにか、プレゼントとかあげたいけど.....
昨日あったばかりであげるのとか、さすがにまずいか?
だけど、なにかしてあげたい。
そんな思いに俺は駆られていた。
***
「どう思う?」
昼休み。
俺は健永に相談していた。
「華ちゃんのことだろーっ!!」
俺は一応名前を伏せて、
「知り合ったばかりの女子に誕プレとかさすがにまずいかな?」
と、相談したのに見事に図星をつかれる。
「はっ!?そうは言ってねーだろ!」
「おいおい!俺のこと、なめんなよー?バレバレだっつーの!」
「はあ.....適わねーな、健永には。」
まさかそんな秒でバレるとは思ってなかった。
そんな分かりやすいか?俺。
「んー、でもまぁ、気持ちだし、いいんじゃない?純粋に誕生日祝ってあげたいだけなんだし!」
「そうかな。」
俺は少し怖かった。
ひかれるんじゃないか、って。
彼氏でもない。
ましてや昨日出会ったばかりなのに。