「で、でもそこまでじゃないよ....」
そんな可愛いなんて、橘くんもお世辞を言うのが上手いなぁ。
「いや、正直なところまじで可愛すぎる。」
なんて、私の目を真っ直ぐ見ながら言うものだから。
思わず目が泳いでしまった。
ただでさえ、照りつける太陽で暑いっていうのに。
そんなセリフを言われてしまったら、余計に体が熱くなって全身から火が出そうなくらいだよ。
「このビーチにいる男たちに見せるにはもったいないくらい。」
そんな春くんの言葉にブンブンと首を横に振る。
いやいや。桃菜のことを言うならまだしも。
私なんてそんなだよ!!