「ど、どうしよう!やっぱり無理だよぉ。」
「大丈夫!似合ってるし、めちゃくちゃ可愛いよ!自信もってこ!」
「で、でもぉ....」
「ここまで来て引き返せないの!ほーら!!」
夏休みに入って数日経ったある猛暑の日。
私、桃菜、春くん、橘くん4人は約束通り海にやっきた。
そして、私はこの日のために桃菜と水着を買いに行き、一緒に買った水着を身につけたところ。
白色のフレアスカートが可愛いワンピースの水着。
水着自体はとっても可愛いし、デザインもかなり気に入っている。
だけど、こんな格好して外に出て、春くんたちに姿を見せるなんて恥ずかしすぎるよ.....
「お、押さないでよー。」
無理矢理、桃菜に背中を押されながら更衣室を後にした。
前もって場所取りをしていたところにはもう既に水着に着替えた2人の姿。
徐々に近づいていくにつれて、心臓の音も速くなっていく。
「おまたせ!」
どん、と私を前に押し、自分も隣にやってきた桃菜。