私の最後の愛


視線を感じて窓の外を見ると気まずそうにこっちをチラチラ見る虎。
「チッ!」
盛大に舌打ちすると虎が入ってくるから座席を蹴り上げる。

「ごめんね?」
舌をペロりと出して謝る虎はキモイだけ。
「キモ」
希を膝の間に座らして髪の毛で遊ぶ。
「え‥」
虎が撃沈していると紅も戻ってきて車は静かに動き出す。