「さっさと告白したらいいのに」



いつもの退屈な授業の合間の休み時間
学生にとって至福の時間だ。

がやがやと、いつものようにクラスの子が立ち話してる。

昨日のテレビの話や、相談事。


そう、私たちのように恋バナだってそこら中でしてるんだろうね。



そんな平々凡々なクラスの中。



ひとり



「何を言う!!告白なんて......付き合えるわけないのにできない...」


そう、わたし輝美菜穂(てるみなほ)は机を叩き立ち上がった。




「ふーん...?じゃあ月丘(つきおか)誰かにとられちゃってもいいんだ?」


「それは!!ダメなの!!!」


「もう!焦れったい!!!」





「うるさーーーい!!!」




恋って、そんなもんだよ!!