孤独な彼女の秘密

やっぱり。




広間の中心へは、入れないように柵がたてられている。






私は人混みを掻き分け、柵の手前まで移動する。






・・・ほらね。





広間の中心には、二人の男に取り押さえられた・・・





『・・・近藤さん。』



(嫌ですよ・・・。)





小さく呟いた。




近藤さんは、ゆっくり此方に視線を向ける。