孤独な彼女の秘密

その言葉と共に土方さんに差し出す。






歳「な、何故これが?!



しかも、今より少し色が褪せてる。」







だから貴方から託されたんです。




横目で見たら、沖田さんだけが笑いを堪えていた。





私は土方さんから渡した発句集を貰い、元あった場所にしまった。






そして静かに押入れを閉めた。



元居た場所に座り直し、少し不安になる。







「これでも私の事を信じていただけないでしょうか?




それは今まで話さなかった私がいけないんですが、出来ることなら話さずに貴方達を守りたかったんです。



別に私について貴方達に理解してもらうことが目的じゃなかったので。



私が今ここに居るのは貴方達を守りぬく為なので。」