孤独な彼女の秘密

敬「楓さんは一度目に出会った私達が居なくなってから、一五〇年も一人だったということですか?」







悲しそうな目をして問う山南さん。





そんな顔をしないで下さいよ。






私は貴方達に笑顔で居て欲しいんです。







「私が自ら、望んだ事ですから。」






すると、そんなという顔になる皆。





歳「お前の話はよく分かった。

理解もまぁ、出来る。


だけど、証拠がない。」





さっきよりはましだけど、まだ疑いの目を私に向ける土方さん。





まぁ、そうですよね。



分かってました。






「そう思って今日はこの部屋に呼んだんです。



この押入れを見てください。」







私はそう言いながら、自分の背中側、皆の正面にあった押入れを開ける。