孤独な彼女の秘密

彼は『斉藤 一』だ。



新撰組 三番隊組長



それは、時期がどれくらいかによるけど。



右腰に刀をさしているから、彼であることは間違いない。




それに覚えてるし。




とりあえず、きりぬけなきゃ。




「大丈夫です。助けて頂きありがとうございました。では、私はこれで。」




そう言って踵を返し立ち去ろうとしたが、




ガシッ




それは阻まれてしまった。





「何ですか?」




予想はついてるけど。