孤独な彼女の秘密

浅葱色にダンダラ模様の羽織。



額に鉢巻き。



羽織の背中に『誠』と書かれている。



構えていた刀をスッと下ろし、鞘へしまっている。



鞘は・・・右腰にさしてある。




あぁ。




会ってしまった。



ゆっくりとその男が振り向く。



「・・・大丈夫か?」