孤独な彼女の秘密

例え、疑われていても彼等は私の愛する人達だから。








それから、何事もなく家茂公の護衛を行っていた。









そして気づけばもう、護衛最終日を終えた。








敬「無事、終わりましたね。」







歳「ええ。このまま、明日何事もなく屯所に帰れればいいんですけど。」








二人がそんな話をする中、私は五〇〇メートル先に迫る目的地を確認していた。









実際に『岩城升屋』が目視できたわけじゃない。









ただ、『岩城升屋』周辺は完璧に把握出来るようにしたから。