孤独な彼女の秘密

最終日まで護衛は怠らない様にして、旅籠への帰路で岩城升屋が近くなったら気付かれないように一人で岩城升屋へ向かう。






幸い、アイツ等の顔は今でもハッキリと覚えてる。






騒ぎになる前に怪しい行動をとったら、行動に移す。







そうしよう。







そんな事を考えながら、眠りに着いた。









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(あれ?・・・土方さんと山南さんは?)




ここは・・・京じゃない。




あの旅籠屋、今日見たものだ。





てことは、大阪か。




ん?というよりもこの辺は・・・





『壬生浪士組だ!乱暴は控えて貰う!』






そう怒鳴る土方さん。






『今すぐ、刀を下に置きなさい!』






店から出てくる男に言う山南さん。






気付いてよ!あの時の私!