孤独な彼女の秘密

『ちょっとぉ~。僕を放らないでって!
楓。僕は楓に―――』






総「ちょっとぉ~。僕が一番に言ったのに~!楓!僕は楓に『総司』って呼んで欲しい!」






沖田さんがそう口にしたとき、
ガシャン!!と扉が開ききる音がした。






それと同時にポタッと落ちる涙。






あぁ、駄目だ。だから、思い出さないようにしていたのに。







初めて会ったときと違う皆に会ったとしても、根本は同じ皆で。






だから!







きっかけはどこにでもあった。








『楓(くん)(さん)?!』








心配そうな顔で私を囲む皆。