あれから、もう夕餉の時間になっていて、
山南さんの昼餉の時間を奪ってしまった事に反省した。






それから、夕餉を広間で食べて、







亥の刻を半刻過ぎた頃―四ツ半(23時)








隊士になり、初めての巡察の御時間です。








沖田さんと隊士達は浅葱色のダンダラ模様の羽織を着て屯所の入り口前で出発を待っている。








私はというと、まだ認められてないので羽織は着ておらず、なるべく落ち着いた色の袴を選んで着た。






総「では、夜の巡察に行きましょう。
あなたは私の隣を歩くようにして下さい。」





沖田さんは私に目を向けながら言う。