孤独な彼女の秘密

それから、色々な事を山南さんと話した。





気づけば、日が暮れてから半刻(一時間)程経っていた。






「では、そろそろ失礼しますね。聞いて下さりありがとうございました。」






私がその場に立ち、襖へ向かおうとすると山南さんに呼び止められた。







敬「楓さん。」





「?何ですか?」







山南さんは、今日一番の笑みで






敬「私は、楓さんの事を信じていますよ。」






と言ってくれた。






その言葉は、この数日の中で一番嬉しい言葉だった。