お兄ちゃん達が来てから2時間が過ぎた。早めのお昼を食べに来る人で行列になっていた。


「外、凄い人だねー」

「いやー、キッチンで良かったわ」

「でも、キッチンも忙しくなってきたけどね」


流石に外が混んでいるだけありキッチンもかなり忙しい


1日目の担当だった子曰く「流石は2日目だね。桁違いに混んでる」との事


逆を言えばそれだけ売れていると、言うことにもなるのだ。


「そう言えば春野ちゃんって、佐々木先輩か生徒会長か水永先輩の誰かと付き合ってるの?」

「えぇー!付き合ってないよー!」

「そっか…じゃあ片思いなのか…」


私には聞こえないくらいの声の大きさで彼女は1人事を呟いていた


なんて言っていたんだろー?

ちょっと気になるなぁ〜


「じぁ、春野ちゃんに何かあったら私が守ってあげるね」

「ほんとーに?ありがとう!」


その時は守られなくても大丈夫だと思っていた。だけど、それは予告か何かのように、守って貰わないといけない時が来てしまう…


だけど、この時の私は少しだけ浮かれていた

正確には気づけなかった





「華奈どこにいるんだろぅ」にゃ