君の隣で

「ここだよ。」
連れてきてくれた場所はさすが私立学園といった感じの場所だった。
今まで通っていた公立の学校とは違う。
私がその綺麗な教室に圧倒されていると彼は先程来た方へ戻ろうとしていた
「あれ?えっと、輝夜さん…は教室に行かないのですか?あ!もしかして先輩!でしたか!」
私がびっくりしながら聞くと彼は静かな通る声で
「1年生だよ」
と言った。
「え、でも場所とかも知ってるし、先輩だと思ってました。」
彼はあぁと言いながら
「俺、中等部からここに通ってるんだ。」
確かに考えてみてみればここは中、高、大、とすべて揃っている学校だ。
そんなことも考えなかった私は本当に馬鹿だ。
「あ、なるほどそうですよね!じゃ、じゃぁ私は行きます!」
そう言って歩き出した私を見ながらあ、
と言った彼はこう言った。
「名前…」
「…え?」
「君の名前、まだ教えてもらってない教えて?」
そう言えば天使様の美しさに圧倒されて自分のことを忘れていた。