望:お父さん、本当にありがとうございます。玲奈は俺が守ります。


父親:望君、これからは玲奈を幸せにして欲しい。ずっとまわりに合わせてきたから、自分の幸せを考える時になったんだよ。


望:わかりました、出来る限りの事はしたいと思います。


玲奈:父さん、まだお嫁にいった訳ではないから会えるし、今からしんみりしないでね。涙が止まらなくなるから。


父親:そうだな、また会えるけどいつまで俺が元気でいられるかだな。


玲奈:父さん、まだまだ元気でいてもらわないとだよ。明日には帰るから、行ってきます父さん。


父親:うん、いってらっしゃい玲奈。


-玲奈の両親に挨拶するのでかなり緊張していたらしく口数の少なかった望は、家を出てからしばらくして結婚を認めてもらいほっとしたのかいつものように話始めた。


望:玲奈、お父さんのおかげで認めてもらえて良かったけど、お母さん厳しいな。凄く緊張していてあまり話せなかったから玲奈を幸せにする事伝わったかな?。


玲奈:うん、母さんは苦労させたくないから厳しく言ってたと思うけど、話を聞かなくてもわかるにはびっくりしたよ。でも、望の想いは父さんを通して母さんにも伝わってるからね。