ごめんね。今でも君のことが…。

いつもの感じで話すが、最後の言葉は半分嘘だった。


少しじゃない。

かなり落ち込んだ。

だけど今さら、彼にこんなことを言うわけにはいかない。
彼はもう、あたしのことが好きではないのだから、弱いとこなんて、見せられない。


カフェラテを頼み、首に巻いていたチェックのマフラーをはずす。

きっと今日で、彼と話すのは最後だ。

だったら、とことん言いたかったことを言ってやろう。


あたしは、こぼれかけた温かいものをぬぐった。




これが、最後だから。
絶対に涙は見せたくない。